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QLD積立バックテスト

毎月10万円ずつ積み立てたら、1億までどれくらいかかる?

QLD(ProShares Ultra QQQ)は、米国のナスダック100指数の『1日』のリターンを2倍で追いかけるように作られたレバレッジETFです。2006年に上場していてデータが長く、積立のバックテストによく登場します。アップル・マイクロソフト・エヌビディアといったハイテク大型株がぎっしり詰まった指数を、借りたお金を上乗せして1日単位で2倍踏み込む構造だと考えるとよいでしょう。

毎月10万円ずつなら約10年2か月で1億
2016年5月から積み立てたら、今は約1.03億円 · 元本0.12億円 · 年平均+40%
※買付日 1日 · 目標 1億 · 実際の過去の価格とその日の為替レート基準。過去のリターンは将来を保証しません。

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まず、ナスダック100とは

ナスダック100は、米国ナスダック市場に上場している企業のうち金融を除いた大型株およそ100社を集めた指数です。アップル・マイクロソフト・アマゾン・エヌビディア・グーグルのように、私たちが毎日使うハイテク企業が大きな比重を占めます。そのため成長の勢いが強いときは素早く上がりますが、ハイテク株が一斉に揺れると一緒に大きく下がる性格があります。

QLDはこの指数そのものを買うのではなく、この指数の『1日の動き』を2倍に拡大して追いかける商品です。指数が1日1%上がればQLDは約2%上がり、1%下がれば約2%下がるように毎日調整されます。

『1日2倍』と日次リバランス

ここで肝心なのは、『2倍』が1日単位だという点です。QLDは毎日取引が終わると、翌日もまた正確に2倍になるよう借りた比率を調整します。これを日次リバランスと呼びます。

ですから『1か月後』『1年後』のリターンまで指数のちょうど2倍になるわけではありません。毎日2倍に合わせ直すプロセスが積み重なることで、長い期間の結果は単純な掛け算とずれていきます。この点を知らないと、『ナスダック100が2倍上がったからQLDは4倍だろう』のように誤って期待してしまいがちです。

なぜ長期保有の結果が『指数の2倍』にならないのか

理由は経路依存性のためです。毎日2倍に合わせ直すので、上がった後に下がってまた上がるように揺れると、同じ位置に戻っても損失が残ります。たとえばある資産が1日+10%の後、翌日-9.09%なら元の位置ですが、2倍商品は+20%の後-18.18%なので100が約98.2になり、元本に届きません。こうした小さな損失がもみ合い相場で積み重なることを、ボラティリティ・ドラッグ(またはレバレッジ減衰)といいます。

逆に、一方向へ着実に上がる強い上昇相場では、毎日膨らんだ資産にまた2倍を賭ける複利が働いて、単純な2倍より大きく稼ぐこともあります。つまりQLDはトレンドがはっきりしているときは味方、上下に揺れたり長く下げたりするときは敵です。ですから同じ期間を対象にしても、始めた時点と値動きの順序がどうだったかによって結果が大きく分かれます。

積立との相性、そして限界

毎月同じ金額を入れる積立は、価格が安いときにより多くの数量を買えるので、大きな下落の後の回復局面でQLDのような高ボラティリティ商品と意外に相性がよいことがあります。下落相場で安く集めた玉が反発するとき威力を発揮するからです。

ただし限界もはっきりしています。同じ積立でも、いつ始めたかによって結果の差が1倍商品よりはるかに大きく開きます。大きな暴落の直前に始めると回復まで長く耐えねばならず、その間にボラティリティ・ドラッグがリターンを削っていきます。『始めるタイミングの運』の影響が大きいという点はぜひ念頭に置いてください。過去がよかったからといって、未来が同じである保証はありません。

誰に向いていて、誰には向かないか

QLDは、大きな下落を感情的に耐えられて、レバレッジ商品の構造を理解し、資産の一部だけを切り出して長期間の揺れに耐えられる人に合います。全部を賭けるのではなく、サテライトのように一部だけ組み入れる用途と見る見方が一般的です。

逆に、元本割れで眠れない方、近いうちに使うお金、急落時に損切りしてしまう性格なら向きません。その場合はレバレッジのないQQQや、より分散されたSPYのほうが気持ちの楽な選択かもしれません。いずれにせよ、自分の条件の数字を上の計算機で一度回してみてから決めても遅くありません。

金額・買付日・目標金額を変えてみたい場合は、上のボタンから自分で計算してみてください。

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本内容は情報提供であり、投資勧誘や助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。