GLD積立バックテスト
毎月10万円ずつ積み立てたら、1億までどれくらいかかる?
GLD(SPDR Gold Shares)は、実物の金(ゴールド)に投資する効果を与えるETFです。2004年にステート・ストリートが立ち上げ、金地金を実際に保管する信託を通じて金の現物価格をそのまま追いかけます。株式ではなく商品(コモディティ、金)に投資する商品なので、このサイトの他の銘柄とは性格が根本的に異なります。
2007年2月から積み立てたら、今は約1.01億円 · 元本0.23億円 · 年平均+11%
GLDは会社ではなく『金地金の倉庫』への持分
GLDを1株買うと、実際に金庫に保管されている金地金の一部に対する所有権を持つ構造になります。指数に連動する株式型ETFと違い、GLDは企業の業績や成長性とは関係なく、ひたすら国際的な金相場に応じて価値が上下します。だから配当も利子もありません — 金そのものが利子を生まない資産だからです。
保管・運用にかかる費用は毎年資産から少しずつ差し引かれる方式(運用報酬)で反映されます。実物の金を自分で買って保管する手間なく、株式のように売買できる点がGLDの核心的なメリットです。
なぜポートフォリオに金を組み入れるのか
金は伝統的に、株式・債券と一緒に動く度合い(相関関係)が低い資産とされてきました。株式市場が大きく揺れたり、通貨の価値への不安が高まったりすると金に資金が流れ込む傾向があり、『危機に強い』『インフレ対策』という評価を受けてきました。
ただしこの相関関係は常に一定ではありません。金利・ドル高、市場心理によって金価格も株式と一緒に下がる時期があり、長期間もみ合ったまま動かなかった局面もありました。『株が下がれば金は必ず上がる』という単純な公式で臨むよりは、分散効果を期待する補助資産として見るほうが現実的です。
成長する資産ではなく『価値を守る』資産
SPY・QQQのような株式型ETFは、企業が利益を出して成長することで長期的に資産価値が増えていくことを期待する商品です。一方で金は新しい価値を生み出さず、それ自体の希少性と人々の需要・心理によって価格が決まります。そのため超長期で見ると株式よりリターンが低かった期間が多くあります。
上の結果ボックスの数字にもこうした性格が表れることがあります。金は『大きく増やす』資産というより『ポートフォリオ全体の揺れを抑える』資産に近いと理解して臨むのがよいでしょう。
積立と税金、そして注意点
GLDは米国上場ETFなので、売却益への課税は居住する国や状況によって異なります。配当がないため配当課税を気にする必要はありませんが、代わりに値上がり分すべてが売却益として扱われる点は知っておく必要があります。具体的な税務の取り扱いは専門家に相談することをおすすめします。
金価格もドルで表示されるため、円に換算する際はドル/円(ドル円)為替の影響もあわせて受けます。また、資産形成を目的に積み立てるなら、金だけで積み立てるより株式型資産と一緒に一部だけ組み入れて分散効果を狙うアプローチのほうが一般的です。過去のリターンが未来を保証しないので、この記事は情報提供であって投資勧誘ではありません。
金額・買付日・目標金額を変えてみたい場合は、上のボタンから自分で計算してみてください。
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本内容は情報提供であり、投資勧誘や助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。