VOO積立バックテスト
毎月10万円ずつ積み立てたら、1億までどれくらいかかる?
VOO(Vanguard S&P 500 ETF)は、米国の大型株500社からなるS&P 500指数をレバレッジなしで1倍追いかけるETFです。2010年にバンガードが出した商品で、先に登場したSPYと同じ指数を組み入れますが、運用会社と経費が異なります。米国市場全体を毎月買い集めようとする投資家の間で、最もよく話題になるティッカーのひとつです。
2011年4月から積み立てたら、今は約1.01億円 · 元本0.18億円 · 年平均+19%
VOOが組み入れるS&P 500とは
S&P 500は、米国株式市場に上場した大型企業およそ500社をまとめた指数です。500社を等しく分けて組み入れるのではなく、会社の規模(時価総額)が大きいほど大きな比重を占め、基準に届かない企業は外れ、新たに成長した企業が入るよう定期的に入れ替わります。VOOを1株買えば、この自動的に入れ替わる米国代表企業の束に少しずつ分けて投資するのと同じです。
VOOはこの指数を『1倍』でそのまま追いかけます。指数が1日1%上がれば約1%上がり、1%下がれば約1%下がります。レバレッジ商品(QLD・TQQQ)で問題になる『ボラティリティ・ドラッグ(毎日の再調整のためもみ合い相場でも価値が削られる現象)』がなく、毎月着実に集める積立によく合う構造です。
SPYと何が違うのか — 同じ指数、違う商品
VOOとSPYは同じS&P 500を組み入れるので、リターンは事実上ほとんど同じです。実質的な違いは運用会社(VOOはバンガード、SPYはステート・ストリート)と運用経費です。VOOの経費は年0.03%水準で、SPY(年0.09%台)より低いです。経費は毎年資産から少しずつ引かれるので、長く・大きく運用するほど低いほうがわずかに有利です。
一方でSPYは1993年に上場して歴史が長く、出来高・流動性が非常に大きく、オプション市場も発達しています。だから短く売買するトレーディングにはSPY、長期の積立には経費の低いVOOを好む見方が一般的です。ただしどちらを選んでも、中身(S&P 500)は同じだという点を覚えておけばよいでしょう。
ドル建て資産なので為替が一緒に動く
VOOは米ドルで表示された資産です。だから同じ株価でも、ドル/円(ドル円)為替が上下すれば、円に換算した自分の評価金額も一緒に揺れます。米国の株価が上がっても為替(円高)が進めば手にする円建てリターンが減ることがあり、逆に円安が進めばリターンがより大きく見えることもあります。
上の結果ボックスの数字も、実際の過去の日次株価とその日その日の為替を合わせて反映して計算した値です。為替という変数ひとつが長期の結果に思ったより大きく作用するという点は、米国ETFを円で集めるとき常に念頭に置くべき部分です。
長期積立の対象として、そして始点
VOOはレバレッジなしで米国大型株500社に幅広く分散されているので、個別銘柄やレバレッジ商品より気持ちの楽な長期積立の対象としてよく挙げられます。毎月同じ金額を入れる積立は、高いときは少なく、安いときは多く買って平均取得単価を均してくれますが、この方式と相性がよいほうです。
ただし『揺れが少ない』は『下がらない』という意味ではありません。市場全体が沈む下落相場ではVOOも一緒に大きく下がり、高値の直前に始めたのか暴落の直後に始めたのかによって、同じ銘柄でも結果が変わります。過去に右肩上がりだったという事実が未来を保証するわけではないので、金額・期間・目標を変えながら計算機で自分で回してみたうえで判断するほうが安全です。
金額・買付日・目標金額を変えてみたい場合は、上のボタンから自分で計算してみてください。
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本内容は情報提供であり、投資勧誘や助言ではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。